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「国金=こっきん」から借りるための最低条件をクリアしていないと話になりませんから、注意してください。
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まず、こっきんから、資金を借りるためには、最低の条件を整えていなければ、こっきんの対応も冷たくなってきます。最低条件とは、自己資金と担保の2点です。
自己資金とは、本人が事業の総額に対して、どのくらいの割合を持っているかというものです。金額の大小ではありません。この自己資金の目安は、おおむね、事業に必要な総資金に対して「半分」を理想としています(あくまで理想ですが)。
また、2つ目の最低条件は、担保です。担保には、人的担保といわれる保証人と、物的担保といわれる不動産の担保があります。不動産を担保に差し入れるときは、原則保証人は要りません。どうしても保証人が見つからないという人は、不動産を差し入れすればよいということになります。この担保も最低の条件というものがあり、どんな保証人でも、どんな不動産でも良いというわけではありません。担保の条件は、借りる人や借りる金額によっても異なり、自己資金がどれくらいあるのか(無いのか)、国金の担当者の見方によっても異なるもので、一概に言えないのです。ですが・・・そんなことを言ってたら話が進まないので、私の経験値ということで思い切って述べてみます。
借り入れる金額が、500万円程度の場合、保証人だけで何とかなるケースが多いです。ただし、借入れする本人が年齢的に若かったり、不動産を所有していなかったりしているケースでは、保証人の資産背景や収入が良くないと厳しくなってきます。たとえば、25歳の人が、大学時代の友だちに保証人を頼んだり、相手が、将来結婚を考えている女性の場合も問題がありますね。その相手が、公務員だったり医師だったりすれば話は別ですが。借り入れ希望額が、500万円を超え、1000万円近くになると、本人の条件や保証人の条件が厳しくなります。この程度の金額の場合、保証人だけでも借り入れができるケースももちろんありますが、保証人が不動産を持っていて年収も最低500万円以上の年収があることを求められることが多いです。
また、保証人は、原則奥様は難しいことが多いです。奥様でも何とかオッケーしてくれるケースは、奥様がしっかりしたところで働いている人の場合で公務員や上場企業に長年勤務しているなどなら考えられます。親を保証人にする場合、保証人だから当然収入がある人でなくてはならないので、年金を得て生活している親は、保証人になれないので注意が必要です。
さて、次には、不動産の担保の場合、差し入れする不動産は、自分の持ち物でなくてもかまわないし、親の持ち物でもかまいません。不動産なら、何でもよいかというと、それなりに価値がなくてはいけません。価値とは、借り入れに見合った担保価値があることです。不動産の担保価値についての評価計算は、おおむね次のようにしてみるとよいでしょう。
現在だいたい担保に入れる予定の不動産がどのくらいで売却できるか。その売却できる金額、つまり、時価の七掛けをしてみて、住宅ローンの残債を引いた残りを担保評価と計算して見てください。これが500万円ほどなら、500万円の借り入れに担保として差し入れすることが可能ということになります。
以上、思い切って経験値で述べてみましたが、例外も多々あることをお忘れなく。 |